Gridcoin(Solo mode)を始める1

2017年6月29日(木)

Gridcoinのソロマイニングを始めようと思います。

GridcoinはBOINCの貢献によってコインをゲットできる通貨です。
計算が人類の役に立つ可能性がある上に、通貨も一緒にゲットできます。
ベースはPloof of Stakeで、さらにBOINCの貢献によるマイニングを足したような感じです。

さて、始める前に情報収集をしたわけですが、マイナー通貨らしく公式関係しか情報がありません。
日本語の情報はこんな通貨もあるよと紹介しているところが2、3カ所くらいでした。

今のところ日本でやってる人ほとんどいない気がします。
BOINCのTeam 2chから流れてきたら流行ると思うのですが…。

仕方ないので英語の公式のドキュメントを見てセットアップを行います。
Solo modeとPool modeのガイドがあります。

他の仮想通貨同様、報酬が確実にもらえるプールマイニングの方がいいのだとは思いますが、
プールだとBOINCの功績がプールのアカウントの功績になって自分のBOINCの功績がわからなくなるので、ソロマイニングにしようと思います。
Googleの検索で出てきたAsk Monaの情報は、プールマイニングについての情報で、これはちょっとダメでした。

日本語での説明がどこにもなかったので、備忘録も兼ねて書きたいと思います。

Solo modeのガイドを見て進めます。
書いてあるとおりなんですが、

1.BOINCおよびプロジェクトのセットアップ
2.Gridcoin Research client(Wallet)の設定
3.クライアントの同期
4.掘るための設定

の4つが必要です。
Gridcoin Research clientはWindows前提っぽいので、Windowsで最初のGridcoinの環境を作ります。
Linuxのクライアントもあるようですが、BOINCと連動してマイニングできるのは今のところWindowsだけのようです。
2代目のPC以降はBOINCのアカウントに連動しているので、クライアントも不要でありBOINCが動けば何でもOKです。

1.BOINCのセットアップ

BOINCstats/BAM!でまずはアカウントを作りましょう。
アカウントの作成自体は、特に難しいものはないです。
ログインして、Sign-up for projectsを開きます。

GridcoinのWhitelistに乗っているプロジェクトを追加します。
プロジェクトごとにOSやGPUへの対応が違うので注意します。
Create accountの列のクリップのマークをクリックすると、BAMに紐付けられた各プロジェクトのアカウントが作成されます。

私の場合はWorld Community Gridのアカウントがすでにあるので、Find accountでBAMに登録しなければなりません。
United Devicesの頃に始めたので、いったい何年やっているのでしょうか。BOINCになったのが2007年のようです。BOINCになってからでも10年も経ちます。もうおっさんです。
WCGのマイ・プロファイルで、メンバー名とメールアドレスをBAMと一緒にします。
サインイン・マネージャーでパスワードもBAMと一緒にします。
この状態で、BAMでFind accountを行うと成功します。
(プロジェクトの登録後にアカウントとパスワードを戻しても大丈夫かは不明です。)
私の場合はWCGが基本なので、My Projectsを開いて、Attach new host by default?にチェックを入れました。

プロジェクトを追加後、Teamsを開いて、各プロジェクトのチームをGridcoinに変更します。

私の場合、WCGのチームはBAMからうまく変更できなかったので、WCGのマイ・チームからGridcoinに参加しました。
WCGだけは制限があるようです。BAM!のWelcomeページに、”World Community Grid only supports reading data from the project. BAM! can’t update settings!”と書いてあります。

BAMの設定が終わったら、
BOINCをダウンロード
してセットアップします。

セットアップ後にBOINCが立ち上がりますが、各プロジェクトにそのままログインするための画面になるので、何もせずキャンセルを押して閉じます。

メニューの表示を開き、”詳細表示”に切り替えます。
詳細表示にするとメニューの構成も変わるので、ツールの中にある、”アカウント・マネージャを使用”を選択します。

BAM!を選択して、BAMのアカウントを入力します。
BOINC上でBAMの情報(プロジェクトやPCの設定)がそのまま使われるようになり、計算が始まります。

次回に続きます。