Macの画面収録を外付けドライブに保存する
いろいろ調べてGoogleで情報が出てこなかったのですが、解決したので久々に記事にあげることにしました。
macOSのいつのバージョンからかは忘れましたが、標準のスクリーンショットの機能で画面の動画を録画できるようになりました。
Mojave以降とのことなので、もう5年も経つんですね。最近は時が流れるのが早いです。
「shift + command + 5」でコントロールを表示して録画開始、「command + control + esc」で録画終了です。
スクリーンショットであればたいしたファイルサイズではないので、自分のデスクトップフォルダに保存で問題なかったのですが、動画の場合はどうしてもファイルサイズが大きくなるのでSSDの消耗がちょっと心配でした。
「shift + command + 5」表示されるコントロールから保存先を変更できるのですが、内蔵ディスクへは保存できるのですが、外付けドライブにはなぜか失敗してしまいます。
Venturaでは画像でも動画でも下記のようなエラーが表示されます。
まあそんなもんなのかなと思って長いこと諦めていたのですが、長時間の画面収録をしたいことが年に数回あり、ちょっと調べてみました。
先ほどのエラーを見た感じ、アクセス権の問題なような気がします。
英語でググって見ると、
「[フルディスクアクセス]の権限をスクリーンショット.appに付与してみたら?」
「外付けディスクの[このボリューム上の所有権を無視]を有効にしてみたら?」
「俺は(外付けドライブに保存)できてるぜ?」
といった感じでしたが、Appleのフォーラムに問い合わせた人も解決したといっている人はいませんでした。
フルディスクアクセスも所有権を無視もやってみましたが残念ながら状況は変わりませんでした。
権限周りで問題が出ているってことはSystem Integrity Protection(SIP)かなぁ、ということでSIPを無効にしてみることにしました。
このような設定は一度しかやらないので設定した人は忘れてしまうので、なぜだかわからずできてる人とできてない人が出てくるならそのあたりしかないかなと。
SIPの無効化はリカバリーモードで起動して、
ターミナルで、「csrutil disable」です。
リカバリーモードで上記のコマンドを実行して再起動後、保存先を外付けドライブにして、画面収録を行ったところ保存できるようになりました。
SIPの無効化は特に自分の作業では行う必要がなかったので今までやっていませんでしたが、SIPはシステムファイルの保護機能だと思ってました。スクリーンショットに影響があるとかは「Mac のシステム整合性保護について」にも書いてないですし、スクリーンショットにルートユーザーが関係あるんでしょうか?
標準搭載のアプリで外付けドライブへの保存に影響があるとかわからないですよ。フルディスクアクセスの権限を付与してもダメだし。
SIPを無効化するとApple Payが使用できない等の制限が出てくるようなので、使用環境によってはSIPは無効化しない方がいいと思います。当然セキュリティ的にもリスクがありますし。
自分のMacは最後のIntel iMacなのでApple Payは使えないため関係ないですね。
SIPが無効だとvm.compressor_modeが変更できるようなので、そこらへんもついでに試してみようかなと思います。